昨日,芸術体験事業の一環で,コンタクト・インプロビゼーション(身体を使った対話形式のダンス)を 本城校区にお住まいの勝部さんと鹿島さんに教えていただきました。
コンタクト・インプロビゼーションはアメリカが発祥のダンスで,勝部さんと鹿島さんは,国際的に活動されている方です。2012年,NHKドラマ「はつ恋」のエンディングにダンスで出演・演出された経験もお持ちです。
ロシアの楽器レイブの神秘的な音の響きと,蓑毛さんの美しい歌声に合わせて,即興で感じたままを身体で表現されたダンスを見た子どもたちは…
「目と目を合わせて,共同でやっているのに気づいた。感じながら動くダンスだと思った。」
「とても,美しいダンスだと思った。」
と,いう感想をもったようです。
早速,子どもたちも挑戦してみることに。
1 まずは,入念に準備運動から…。準備運動だけでも,結構汗が出てきました。
次はペアで,合図をせずに同じタイミングで手を叩く運動。
全身を動ごかせながら,タイミングを見て1つの音に聞こえるように叩くことは,結構至難の業でした。
次は,歩きながら目と目が合った者同士,目を離さずに相手の魅力にメロメロになって,脱落する運動。
以上で,準備運動は一通り終了。
2 次は,いよいよ本題へ…
魔法を使って,みんなで海へ向かいました。
海では…
交代で波になり,波乗りを体験。
次は,竜宮城へ行き…
いろんな形の竜宮城に上ったり,中を覗き込んだり,滑って遊んだりしました。
海の中で遊んでいたら,お魚や海の生き物たちを飲み込んでしまって,体の中で暴れ出し…
こんなことになっちゃいました。
たくさん海で遊んだので,みんなで南永小へ帰ることにしました。
3 最後に,蓑毛さんのピアノの曲調に合わせて,個々で感じたことを自由に表現しました。
曲が流れたら,みんなで踊り出し,曲が止まったら,そのままのポーズで静止しました。
いつ曲が流れ,いつ止むのかタイミングが分からず,みんなで耳を澄まし,感じたままを表現し ました。終始笑顔いっぱいの表現運動となりました。
最後の全員でのコンタクト・インプロビゼーションは,曲想を感じながら人との関わりをもった一つの素晴らしい作品になっていました。
子どもたちの心を解き放ち,自由な発想を引き出す指導者の指導力の素晴らしさに改めて感動することでした。
爽やかな汗がとてもキラキラした,充実した時間でした。ありがとうございました。
4 KTSの方から,体験した感想を聞かれて…
「最初は,不思議なダンスだと思いました。でも,踊っているうちに,みんなのいろんな気持ちが分かり,おもしろかったです。恥ずかしい気持ちもあったけど,みんなと一緒に踊れて楽しかったです。」
「コンタクト・インプロビゼーションは,初めてだったけど,おもしろかったです。感じたままを自分で表現できるのが,素晴らしいと思いました。時間があったら,家でもやってみたいと思います。」
他の子どもたちも,「自分で考えて,相手に合わせていると思った。」「2人で息を合わせてやるのがよかった。」「難しかったけど,やってみて楽しかった。」「一人一人表現ができていてよかった。」など,様々な感想をもらいました。