算数科「面積」(5年生) 考え,伝え,理解する! 158
面積の学習に取り組んでいる5年生。平行四辺形の面積から始まった学習ですが,三角形,台形,ひし形と進むにつれて,「結局,どれも同じように考えれば,面積が求められるんだ!」「あー,三角形に分ければ,簡単だ。」「全体の半分になるから,2で割ればいいんじゃない。」など,お互いにつぶやきながら様々な考え方を見出して面積を求める楽しさを味わいつつ,その共通性を実感しているようです。
前時の復習が,本時の見通しになり,これまでの学習を生かして,新たな課題を見つけます。
互いの考え方を,「まず」,「次に」,「つまり」などのつなぎ言葉を使って,伝え合い,互いの考えたの相違点から,より広く深い学びにつなげていきます。
子どもたちの発見を,可視化し,考え方を整理することで,単に公式で解くのではなく,その意味について考え,理解していくことができました。
自分の考えを図に書き込みながら,つなぎ言葉を使って,文章に表し,考えを整理します。
考えた面積の求め方をホワイトボードに映した図形を基に,書き込みながら,説明していくことで,どのように考えたのかが,分かりやすく伝えることができました。
「あー,なるほど。そんな考え方もあるよね。」など,互いの説明に,自然とつぶやきが生まれ,互いの考え方を称賛しながら,自分の考えに付加させていくことができたようです。
考え,伝え,理解していく学習を通して,多面的な見方・考え方を身に付けるとともに,考える楽しさ,解く喜び,伝える快感があり,今後の学習意欲につなげていければと考えます。