14 不審者対応訓練
5月26日に不審者対応訓練がありました。
当日は,下校時に声かけ事案が発生したことを想定した訓練を2グループに分かれて行いました。
一番難しかったのは,体調が悪くて助けを求めている人に遭遇した時,どう対応すればよいかという判断が難しかったようです。
警察の方からは,次のような指導がありました。
① まずは,不審者なのか,具合が悪くて本当に助けを求めている人なのかどうかの判断ができ
ない場合は,相手の手が届かない距離を常に保つって対応すべきである。
② どうしてよいか分からない場合は,大人の人の助けをすぐに呼ぶことが大切である。本当に
具合が悪い人かもしれないので,その場合,1分,1秒でも早く病院へ行った方がよい場合が
ある。
次は,動画を撮りながら近寄り,道を尋ねて一緒に行こうと誘われた時に,どうやって避難するかについて学習しました。
子どもたちは不審者だと判断ができても,近寄ってくるまでずっとその場にいて,どう避難してよいか分からず,しばらくその場に立って対応していました。
警察の方からは,
① 話の内容がおかしいと思ったら,すぐにその場から立ち去ること。いつまでも不審者に付き
合う必要はない。
② 大人の助けを呼んだり,大きな声を出す(ブザーを鳴らす)ことが大切である。
と,指導を受けました。
毎年訓練していても,いざとなったらどうしてよいか分からなくなるものです。合い言葉「いか
のおすし(行かない,乗らない,大声を出す,すぐに知らせる)」がすらすら出てくるように,常日
頃から安全面に気をつけ,すぐに避難できるように心がけておくことが大切です。
子どもたちからは,
「毎年の訓練を通して,大切なことをおさらいできてよかった。「いかのおすし」を思い出して,いざという時に備えたい。」
「体調の悪い人に出遭うことは本当の場合もあるので,大人の人にすぐに知らせたい。」
などの感想が寄せられました。
どんな場合でも,
① 常に相手との距離をとりながら,すぐにその場を立ち去る
② 変だなと思ったら,迷わず大声や防犯ブザーを鳴らす
③ 近くにいる人や近くの家,110番の家などに駆け込み,助けを呼ぶ
などが大切であることを学びました。
また,普段から外出する時は,大人と一緒であっても防犯ブザーなどを携帯しておくことが大切だということも学びました。