不審者対応訓練 28
3校時に,「不審者対応訓練」がありました。本日は,伊佐湧水警察署と伊佐湧水地区防犯協会よりお二人が来校され,子どもたちへの指導をしていただきました。
まずは,担当の先生より不審者に遭ったとき,自分の身を守るための合い言葉「いかのおすし:知らない人についていかない,他人の車にのらない,おおごえを出す,すぐ逃げる,何かあったらすぐしらせるの一部をつなげたもの。」について学びました。
この後,実際の場面を想定しながら3グループに分かれて実演してみました。
① まずは,下校時に道を尋ねられて…
口答で道を教えましたが,「連れて行ってほしい。」と不審者が近づいてきたので,2人分かれて110番の家へ駆け込みました。
子ども110番の家では…
・ どんな事があったのか
・ 性別は,男性か女性のいずれか
・ どんな服装だったか 等
質問され,子どもたちは覚えていたことを答えることができました。
② 次は,気分の悪い人に助けを求められて…
二人は,しばらくの間どうしたらよいのか考え,立ち尽くしていましたが…
子ども110番の家の人に,助けを求めることができました。
③ 最後は,おうちの人が病院へ運ばれたので,一緒に行こうと話しかけられて…
すぐに,子ども110番の家へ駆け込み,不審者に対する情報を伝えることができました。
実演が終わって,警察官の方からたくさんのことをご指導いただきました。
① 人間は,いざとなったら声が出なくなるので,普段から大きな声を出して,挨拶をしたりす
ることが大切。
② 110番の家が近くに無いときは,近くにいる大人の人に助けをもらうことが大切。
③ お家の人の身長や体型を知っておくと,不審者の身長や体型などを伝えやすくなる。
④ 「いかのおすし」をしっかり覚えておくと,いざと言うときに役に立つ。
校長先生からは,
① 子どもだけで出かけるときは,防犯ブザーや笛などを持って外出することが,自分の命を守
ることになる。
② 子ども110番の家がなく,近くに大人の人がいないときは,近くにある家に駆け込んで助け
を求めることが大切。
③ 今日の訓練の中で,相手に状況を伝えるのが難しい場面が見られたので,普段から自分の思
いや考えを人に伝えることは大切。
④ 不審者に遭ったときは,すぐにお家の人に伝えて,警察にも連絡をするように。すぐ連絡し
ないと,不審者を見つけにくくなる。
今日学習しての子どもたちの感想は,
「いざというとき声が出ないから,普段から大きな声であいさつをしたい。」
「寄り道したりしないようにしたい。知らない人が声をかけてきたら,いざというときは,笛を
鳴らしたい。」
「普段から大きな声を出していないと,いざというときに声が出ないので,普段から大きな声であいさつしたい。」
全員,しっかりとした態度で自分の命を守る学習ができました。最後に,警察の方から「いかのおすし」の合い言葉が書かれた紙が入っているマスクを一人ずついただきました。伊佐湧水警察署の中村様,伊佐湧水地区防犯協会の大西様,本日はご指導ありがとうございました。