租税教室 134
出前授業「租税教室」で,税理士の森和昭さんが来校されました。
「租税」ってなあに?の質問から,「税」について考えました。
DVDアニメで,「もしも税金が無かったら…みんなの生活はどうなるのか?」アニメの主人公が体験することで,今の生活と比較しながら視聴し,考えることができました。
DVD視聴後,「税金がなければどうなるのかな?」という質問に,子どもたちは…
・ 教科書のお金を払わなければならない。
・ お金を払わなければ,ゴミを持って行ってもらえなくなる。
・ 火事や事件が起こった時,消防士や警察官にお金を払わなければならない。
・ 救急車もお金がいる。
・ 公園や図書館などの公共施設が無くなる。
・ 信号機が無くなる。
・ 道路を歩くのに,通行量を払わなければならなくなる。
と,DVDから学んだことを基に自分の考えを述べていました。
2019年の税の額は, 19 392 000 000 000円(19兆3920億)ということも知り,驚くと共にこれだけの税金がみんなの生活を守るために使われていることを学びました。
ちなみに,1億円ってどのくらいなのだろうか?ということで,レプリカで1億円の重さを確かめてみました。
まずは,100万円は,このくらい…
「おー」っと,子どもたちから。では,1億円は?
「重い~!!」と,一言。
この1億円の束が19 万392 0束,税金として納められたことになります。わたしたちの暮らしを守るために,これほど多くのお金が必要だとことを体でも確かめることができました。
この他に,プリントでは,…
・ 学校や図書館,公園などの公共施設は,国民が国や県,市などに納めた税金で成り立っている
・ 小学校6年間に,1人当たり約525万円のお金を国や県,市などの税金から出している
・ 税金の使いみちは,国会や県議会,市議会などの議会で議員さんたちが話し合って決めている
・ 小学生も税金を支払っている
など,学ぶことができました。
子どもたちの感想は…
「税金がないと生活が大変で,楽しく暮らせないから税金は大切だ。」
『自分たちの社会には,「思いやり」が必要なことに気づいた。(だから,税金を出し合って
自分たちの社会が,よりよくなるようにしなければならない。)』でした。
税金は,みんなの暮らしがよりよくなるために役立てるお金で,安心して安全に生活するために必要なものであることが理解できたようです。