食育「おなかの中の菌」について138
本日,ヤクルトの宅配営業部から,児玉先生が食育の出前授業のため,来校されました。
「おなかの菌学」というテーマで,腸内細菌のお話をしてくだしました。
まずは,身の回りにいろいろな菌がいることを学び,健康に害を及ぼす菌ばかりではなく,健康によい菌や,水をきれいに浄化する菌もあることを学びました。
また,菌によっては,100℃の温泉や深海,宇宙,体の中にすんでいるものがあることも学びました。そして,腸の中には100兆個の菌がすんでいて,菌を並べると10万㎞にもなるそうです。
この他,腸の壁にはたくさんの菌がいて,お花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれていることや,その菌の中にはよい菌と悪い菌があって,よい菌は乳酸(すっぱい液)をつくり,悪い菌を減らし,おなかが元気になる。悪い菌は毒素を出し,よい菌が減り病気になることも教えていただきました。
腸にすむ菌のおかげで,人は感染症から身を守ったり,免疫力を高め,病気を寄せつけないことや,食べ物を消化し,人が作れない栄養を作ってくれたりするそうです。だから,菌のおかげで健康でいられるそうです。
最後に,腸内バランスを保つためには食事が大切で,日本の伝統的な食事や発酵食品がよいことを知りました。また,ストレスをためないことも大切だと分かりました。
本日の授業を終えて,子どもたちからは「初めは,菌は体に悪いものだと思っていたけど,よい菌もあることが分かった。」という感想が寄せられました。
児玉先生,ありがとうございました。私たちが健康でいられるためには,腸内環境を整え,腸内の「菌」を増やし育てることが大切であることが分かりました。これからは,ストレスをためずに,バランスのよい伝統的な日本食も進んで摂りたいと思いました。
この授業に栄養士の池田先生もいらしゃったので,この後みんなで給食を一緒にとりました。