脱穀体験 128
先日稲刈りをし,掛干ししていた稲を,子どもたちが地域の方の協力をいただきながら,脱穀体験を行いました。
始めに,脱穀機の使い方を教えていたき,手をはさまないようにと一緒にやっていただきました。
やり方が分かってくると,自分ちで稲を運び,まるでこれまでやってきたかのように,手際よく進める姿が頼もしく感じました。
脱穀された籾が,脱穀機の横から袋に入っていく様子を見ながら,「こうやって,米になっていくんですね。」と地域との方と話しながら,観察だけではなく,つい手を入れ,実感しながら学んでいました。
この日は,ALTの先生が来校する日だったので,「一緒に,脱穀体験に行きましょう。」と子どもたちの誘いから,田んぼで,英語が飛び交うコミュニケーションもあり,ALTの先生も初めての体験に,喜んでくれました。
脱穀したあとの藁を軽トラにの荷台に乗せたり,馬で使った木を片づけたりと,子どもたちは最後まで,しっかりと頑張ることができました。
軽トラの荷台に藁を積み上げていく作業をしていると,「藁のベットみたい。」「気持ちよさそう。」「上りたい。」結局,みんなが上に乗り,寝そべりながら,「気持ちいい。」「ハイジだ。」など,ふわふわの藁のベットを体験することもできました。
最後は,それぞれの体験から学んだ感想と,協力していただいた地域ん方々への感謝の気持ちを伝えました。
昨年は,コンバインで一気に稲刈りと脱穀を体験しましたが,今年は手刈りや掛干し,脱穀と体験する中で,「機械ができたことで,楽になった。」「これだけの広さだけでも大変なのに,昔の人は,もっと広い田んぼをこんなふうに作業していたなんてすごいと思った。」「この経験を,しっかりと覚えていたい。」「はじめての経験ができて,とても嬉しかった。」など一人一人が学び,感じたことを発表しました。
御協力いただいた,地域の皆様,ありがとうございました。改めて,感謝申し上げます。28日は,更に昔の方法「千歯こぎ」で学校にいくつかもらって干している稲で挑戦します。一つ一つの経験が,子どもたちの心と体を成長させてくれます。
自然体験と地域との交流によって,元気いっぱい大きく成長している南永っ子です。