研究授業(2年生 算数科) 142
2年生算数科において,研究授業を行いました。本校は,2年生が9月より1名になってしまいましたが,担任と二人でいつも楽しく学習が展開されています。
今年,本校では極小規模の中で,思考を可視化し,自分の考えをしっかりと伝えることで,深い学びにつなげていく授業の在り方に取り組んでいます。
今回の授業では,極小規模だからこそできる,子どもの実態を十分に理解した手立てがいっぱいあふれた授業でした。
前時までの学習を振り返る中で,これまで解決してきた方法について復習し,本時に生かせる方法を見出すなど,見通しを十分にもたせることができた導入になりました。
課題を解決していく過程で,自分の考えを可視化し,順序良く整理していく手立てとして,つなぎことばカードを,子ども自身が選び,ワークシートの中で順を追って,考えを言葉にしていくことができました。自分の考えが整理され,課題を解決できる喜びが表情から伺えます。
次に,自分の考えを伝えていかなければいけません。ワークシートと同様に,つなぎことばカードを用いながら,自分の発見や解決した方法について,説明をしました。
本単元で担任が挑戦している「アレイ図」による視覚的な理解。本時の学習をもとに,アレイ図で「ふえる」「入れ替える」「分けてたす」など様々な方法を説明することができました。
最後は,本時を振り返って,自分の感想を書く時間です。「わかったこと」「もっとしりたいこと」など視点が示され,今回は,「わかったこと」について,自分のことばで振り返りができたようです。
手立てとあったかい雰囲気,そしてやる気がいっぱいの研究授業でした。