読み聞かせ 141
今朝は,向江さんと竹ノ内さんが,大型絵本を持って読み聞かせに来てくださいました。
「やどかりのおひっこし」というお話でした。
体が大きくなったやどかりが,初めて家探しをします。自分の体にぴったり合った貝殻を見つけますが,見た目が地味なので毎月毎月,行く所行く所で綺麗な珊瑚やイソギンチャク,ヒトデなどに声をかけ,自分の家に住んでもらって友達を増やしていきます。1年がたち,やどかりは再び新しい家に引っ越すことになります。仲良しの友達との別れの寂しさや心細さを乗り越え,新たな友達を探しに出かける逞しさに,やどかりの成長を感じるお話でした。
最後の場面で,自分が住んでいた家を手放す時,次の住居者がみんなを大切にしてくれるかどうかしっかりと見極め,「大事にする」という約束をきちんとして出発していく姿に胸が熱くなるのを感じる,とても素晴らしいお話でした。
「前へ進むための勇気」と「これまでお世話になった人たちへの感謝の気持ち」が伝わるお話。子どもたちは,どんなことを感じたのでしょうか?
向江さん,竹ノ内さん,ありがとうございました。