読み聞かせ 125
毎週火曜日に学校運営協議会長の向江さんが,読み聞かせをしてくださいます。
今日は,宮西達也さんが書かれた大型絵本,「おまえ うまそうだな」でした。
広い荒野にたったひとりで卵から孵ったアンキロサウルスの赤ちゃんが,まさに今自分を食べようとしているティラノサウルスに向かって「お父さん!」と声を上げたことで,お話が予想しない方向へ展開していくお話です。
「ぼくも早くお父さんみたいになりたい!」と目を輝かせるウマソウに戸惑いながらも,ティラノサウルスは「父」として,ウマソウにこの荒野を生き抜く術を教えていきます。
ある日,教えることが無くなったティラノサウルスは別れを切り出した。別れたくないと泣きじゃくるウマソウに,山のふもとまで競争してウマソウが勝ったらこれからも一緒にいようと,提案する。ウマソウは涙をぬぐいながら、「お父さんとずっと一緒にいるんだ!」という想いだけで、一心に山のふもとを目指しますが…。
別れのシーンがとても切ないお話でした。子どもたちの心には,どのように映ったのか…。