かごしま景観学習ー彼岸花ロードをつくろう!ー 25
本単元は,自分たちの住む「永池集落」の景観学習を通して,魅力を再発見したり,体験的な活動を通して愛着を深めたりすることをねらいとしています。また,学習の成果を発表したりHP等で情報発信したりすることで,ふるさとに誇りをもち,課題である維持保全等の意識を高め,課題解決へ向け自分たちがこれからどう関わっていけばよいかという心情を育むこともねらっています。
「景観」ってなあに?「景観学習」って,どんなことを学ぶの…?
「景観」には,景色と風景があり,見る人を引きつける美しい眺めには,自然にあるもの(植物・動物・地形など)や人がつくったもの(人文:まつり・おどり・行事など)があることを学びました。
「さるも?」「いのししも?」「かかしは?」「記念碑!」「田んぼもあるよ。」など,子どもたちからいろいろな意見が出てきました。
子どもたちは,永池に更にもう一つの「景観」を増やす計画(彼岸花ロードづくり)があること,それを自分たちが地域の方々と協力して行っていくことを知り,やる気満々です。
まずは,球根を採りに出かけるぞ! エイエイオー!!
ここでは,彼岸花の葉があるこの時期にしか球根が探せないことと,球根の堀り出し方を学び…
一斉に土手をよじ上り…
堀る!
掘る!
掘り進めると…
「あった!!」
「見つけた!」
「大量!!」
「割れました!」
でも…次は,両手で掴むほど採れました。
5~6分で,あっという間に240球ほどになりました。 最後は,みんなできれいに片付けました。
道路に落ちた土や葉も片付け,もとのように…。これも大切な「景観」を保つ一つの方法です。
また,全ての球根を掘り起こさないことも,「景観」を守る一つです。
子どもたちは,多くの球根と,自分たちに与えられた多くの使命と,彼岸花ロードがきれいに咲きほこるであろう多くの夢をのせて,学校へ向かいました。