全校児童で,体育科の学習!
極小規模校の特色の一つに,全校児童での体育科授業があります。異年齢による体育指導は,指導する側としては,難しいところですが,本校の先生は,楽しく学べるように,いろいろな工夫をしています。
最初は,「投げる」経験の少ない子どもたちが,興味をもって楽しみながら取り組めるように,「流れ星ボール」(ボールにテープを付けることで,飛んでいく姿がまるで流れ星)を製作。全員が喜びながら,何度も投げることで,自然に肩と腕の動きを身につけていきました。
後半は,投げる動きを実践につなげるために,ドッジボールを行いました。初めてドッジボールをする1年生も,柔らかいボールに,負けじとくらいつき,一生懸命投げていました。高学年がとったボールを低学年に渡す姿も見られ,心がぽかぽかになりました。
異年齢での体育科の授業は,体格差や運動能力,目標等に違いがありますが,工夫することで,下学年は,高学年をお手本にしてがんばったり,高学年は,下学年を思いやる気持ちが育まれたりとメリットも大きいと感じます。小規模校だからこそ,一人一人を互いに大切に思う。そんな南永小学校です。